この記事でわかること
チェコ語能力検定試験B1を取得した年齢・選んだ魅力(理由)・勉強内容・取得まで流れ
21歳学生 チェコ語能力検定試験B1
21歳の時に、ヨーロッパ言語共通参照枠で定められた基準に準拠してチェコ語によるコミュニケーション能力をはかる試験、チェコ語能力検定試験B1(A1からC1まで5段階あるうちのちょうど真ん中の級)を取得しました。
きっかけは、もともとロシアのバレエが好きで、ロシア語を勉強していたのですが、ロシア語ができる人はたくさんいます。
自分にしかできないような、他にももっとマニアックな言語を習得してみたいと思い、ロシア語に似た言語であるチェコ語を勉強し始めたところ、その奥深さにはまってしまい、チェコ語を極めたいと思ったからです。
テストは
1.ライティング
2.リーディング
3.リスニング
4.スピーキング
の4つの部分からなります。
まずは、日本語で書かれたチェコ語の文法書を使って、チェコ語の基本的な文法を勉強しました。
私が使っていたのは、「ニューエクスプレスチェコ語」「チェコ語の基本」の2冊です。
文法書を買うとき、CD付きのものを選んだので、1つの文法事項があらかた理解できたと思ったらその課のCDを聞いてディクテーションをすることで、リスニングの対策をすることができました。
そのほかに、チェコ語のウェブサイトを読んだり、YouTubeでチェコ語の歌を聴いたり、教科書以外の場面でチェコ語に触れるようにしました。
スピーキングは友達のチェコ人に模擬面接をしてもらいました。勉強を始めてから2年目、文法書を2冊学習し終わったタイミングで試験を受け、合格しました。
必要な道具、費用(補助金)|チェコ語能力検定試験B1取得
取得に必要な道具は、教科書と筆記用具ぐらいで、特殊なものは必要ありません。
ただ、教科書は大きな書店でないと売っていないことが多いので、注文するかアマゾンなどのインターネット通販から取り寄せるとよいと思います。
リスニングの学習ができるように、必ずCD付きのものを選ぶのがコツです。
また、チェコ国内で7月から8月にかけて行われるサマースクールでは、世界中から集まった、同じぐらいのレベルの人たちと一緒に集中して試験対策をすることができます。
こちらのサマースクールは、チェコ大使館が募集している奨学金が適用されれば学費のみ無料で行くことができます。
毎年2月から3月にかけて、在東京チェコ共和国大使館ホームページで募集を行っています。
また、テスト製作元であるカレル大学語学研究所(UJOP)が自ら主催しているサマースクールもあります。
サマースクールの最後には、チェコ語能力検定試験の模擬試験を、スピーキングテストの部分も含めて受けることができます。
チェコ語能力検定試験自体の検定料は、初級レベルであるA1, A2の検定料ですと18000円ですが、中級以上のレベルであるB1, B2, C1は20000円です。
チェコ語能力検定試験B1を取得して感じたメリット
チェコ語能力検定試験B1を取得する過程でよかったと思うことは、独学だといい加減になったり、途中でやる気がなくなってしまいがちだったりする語学の勉強が、試験に合格するというはっきりした目標ができたことで、真剣に取り組めるようになったことです。
そして、実際にその資格を取得したあとでよかったと思うことは、自分のチェコ語のレベルが目に見える形で明らかになったことです。
試験を受けていなければ自己満足で終わっていたと思うのですが、試験のあと成績表を見て、ライティングは得意だけれどリスニングが苦手だということがわかりました。
そして、もっとリスニング力を伸ばしたい、と思い、これからのチェコ語の勉強における目標ができました。
また。B1に合格したことで、次の級も受けてみたいと思いました。
あとから分かったことなのですが、B1を取得しているとチェコへの大学への編入が認められることが多いそうです。チェコの大学への留学も考えています。
勉強を始めて失敗した事・注意点|チェコ語能力検定試験B1取得にて
チェコ語能力検定試験B1取得で失敗したと思うことは、語彙力を伸ばす勉強をあまりしてこなかったことです。
スピーキングのテストでは、
お店や病院など、色々なシチュエーションが与えられ、そこで行われるであろう会話を受験者が二人組になって再現する、という課題があります。
私はペアになったもう一人の人に自分の知らない単語を言われ、そこで会話が成り立たなくなってしまいました。
このような状況になるとお互い気まずくなるばかりでなく、テストの点数にもひびいてしまうので語彙力を増やすことを意識したほうが良いと思います。
難しい文法にばかり時間をかけてしまいがちですが、文法を知っていても、単語を知らなければリーディング・リスニングでは内容がわからず、ライティングでは書くことが思いつかず(問題文を理解することすら難しいかもしれません)、スピーキングでは相手の言っていることが理解できないという状況に陥ります。
教科書・文法書には基本的な単語しか載っていないので自分でチェコ語に触れる機会を増やすことで補っていくしかないと思います。
特にB1までの級は文法だけのテストの部分はなく、文法だけを直接問われることはありません。
文法より語彙力重視で臨むべきです。
これからチェコ語能力検定試験B1取得を目指す人におすすめな勉強方法(スムーズな取り方)
チェコ語に初めて触れるという方は、まずは文法書を1冊、一通りやり遂げるということが大切だと思います。
チェコ語とはどんな言語なのか全体像を把握するためです。
全部覚えるまで完璧でなくても良いので、一通りやり遂げたら次は実際にチェコのサマースクールに行って検定試験の勉強をすることをお勧めします。
その理由は、現地でないと使わないような口語的なフレーズ、単語を学ぶ良い機会になるからです。
実際にテストのリスニング部分では、このような口語的なフレーズや単語を使った親しい人同士の会話、インタビューの内容を聞き取る問題が出題されます。
語彙力を伸ばし、チェコ語で話すチャンスになるのでサマースクールはかなりおすすめです。
首都のプラハ以外でも様々な場所で行われ、比較的簡単に個人で申し込み、参加することができます。
チェコの文化を知るプログラムも用意されているので、チェコに関する知識を深めることができます。
自分で勉強するときは、一つの技能だけに偏るのではなく、4つの技能をバランスよく勉強することが大切です。
そして、文法書や教科書だけで満足するのではなく、できるだけ自分からチェコ語に触れる機会を作ろうと努力することです。
【動画】チェコ語Czech language basics
【ストラッシュ】※「痛みが苦手」な方向け

【ミュゼ・プラチナム】※「大手の安心感」を求める方向け

【キレイモ】※「予約の取りやすさ」を求める方向け

<スポンサーリンク>