この記事でわかること
ヒプノセラピスト(催眠療法士)資格を取得した年齢・選んだ魅力(理由)・勉強内容・取得まで流れ
49歳 心理コンサルタント
「ヒプノセラピスト」(催眠療法士)
資格取得時は40歳でした。
私がヒプノセラピスト資格を選んだ理由は「心理カウンセラー」という資格を取得したあとでした。
心理カウンセラーはもちろん、その仕事内容の主なものについては心理カウンセリングになるわけですが、そこで出てきたのが「顕在意識と潜在意識」という大きなテーマだったわけです。
簡単に言えば、
顕在意識とは「日常や普通の生活で考えていること、自分が意識していること」のこと。
一方、潜在意識とは、「自分でも意識していない無意識的なことや、気が付かないけれども心の奥にある見えない意識」といったほうがわかりやすいかもしれません。
ですからどうしても心理カウンセリングをしてゆく際に、この分野だけは学んでおこうと思ったのがきっかけです。
そして色々調べたところ、この顕在意識と潜在意識を学ぶには「ヒプノセラピスト」(催眠療法士)という民間もしくは外国の団体が主催している資格取得セミナーに参加すればよいことがわかりました。
初級で2日間、上級で2日間の日程でした。
さらにそこから先へ進みたい場合は2日間のヒプノトレーナーから強化する学びが得られるものでした。
私の場合は、アメリカの催眠療法の博士が直接日本に来て、通訳さんがついて学べる6日間のコースを選択しました。
その中にさきほど記述した「ヒプノセラピスト」初級、上級の認定証がいただけるものでした。
終了証ではありません。
ちゃんとした「ヒプノセラピー」を行うことができるアメリカのITTO(国際セラピートレーニング協会)が発行する資格タイトルだったわけです。
これは試験があるわけでなく、受講すれば頂けるもので、その後の段階になるともっと深く学びを深めるために、そのヒプノセラピストを養成することができる団体の公認上級トレーナーの資格が存在していました。
結局、最終的にはその公認上級トレーナーまで取得しました。
必要な道具、費用(補助金)|ヒプノセラピスト(催眠療法士)資格取得
必要な道具については、テキストと筆記具があれば誰でも取得可能です。
もし他にあるとすれば今でしたらスマホがあれば録音、ファイルを聴くことができる環境がすぐに整うと思うので、そのプレーヤーに準ずるものが必要となります。
それはヒプノセラピーというものは言葉でクライアントを「トランス状態」へ誘導するために、様々なスクリプト(文章)を構成しなくてはなりません。
そのスキルを高めるためには色々なパターンのスクリプトを聞いたり、作ったりするトレーニングも行うためです。
またプロになって実際にヒプノセラピーを行う場合は、座りごごちのよいリクライニング可能な椅子と、ブランケットがあれば十分です。
他に、オルゴールや小さなLEDライトがあれば十分です。
オルゴールは導入部分で使用したりします。
リラックスして目を閉じて最初にオルゴールを聴いてもらうわけです。
目を閉じて、耳も意識がそのオルゴールへ向かい、あとは身を椅子にゆだねているので、全ての五感の意識に対して注意を向けなくなることがポイントになります。その道具だと考えて差し支えないかと思います。
費用については、
初級、上級あわせて15万円位ですが、交通費、宿泊代を合わせると、30万から40万ほどになります。
また認定料が別に3万円ほどかかります。
公認認定トレーナーを取得するためにはケタが変わります。
全て最後まで取得するのに2年ほどかかり、また日数は合わせて16日間(一日8時間)ほどのトレーニングがあります。
この期間が2年というのは、その期間に実際にヒプノセラピーを行ったビデオ、それからそれについて開催したセミナーの動画が必須条件となります。
またセッション時間100時間、セミナー時間100時間というかなり厳しい条件が課せられるので相当な時間を要します。
トレーナーになると、自分でその団体の認定証が発行できる初級、上級の資格コースを開催できる権利が持てます。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)資格を取得して感じたメリット
予想外に良かったことは、私のこの仕事のその先の道を決定したともいえるぐらい重要なものでした。
もし、心理カウンセラーだけの資格で、心理カウンセリングを行っていたとしたら、恐怖以外のなにものでもありません。
それくらいこれは私にとって重要なものでした。
ヒプノセラピーの知識や技術、スキルを身に付けたことで、ありとあらゆる心の分野に対する考えかたがかわりました。
中心の概念が「無意識」や「潜在意識」といった見えない世界ですが、それに関する証明や、根拠は誰一人まだ発見に至ってないことが世界的にも証明されています。
ですから、どれだけ研究しても辿り着かないであろう世界だけども、夢やロマンがそこにあるからです。
自分なりの考え方、感じ方、それを研究する楽しみも増えました。
世間一般でいう「引き寄せの法則」といった概念もヒプノの知識があると、まるで本に書いてあることの裏側までが透けてみえるようで、非常に驚いたことがあります。
言葉は全て表面的なもので、その行間にあるスピリットや、誘導、もしくはコントロールというものが見えてきてしまうわけです。
なにもこれは魔法のような類ではなく、実際にヒプノセラピーは様々な高度な技術を求められるので、それを訓練するうちに心の内面の世界もかなり詳しくなります。
勉強を始めて失敗した事・注意点|ヒプノセラピスト(催眠療法士)資格取得にて
ヒプノセラピスト資格で一番もう少しここをやれば良かったなと考えたり感じたりしたことは多くあります。
できれば、スタートして初期のうちに様々な2日から4日ぐらいのワークショップに出かけて学びを深めてもよかったかなとも思います。
やればやるだけうまくなりますし、なかなか自分がそのプロになって行動をはじめると練習したり、幅広い経験を積むことが実際の現場でのことになってゆくため、間違いやミス、または様々なタイプの方々にヒプノセラピーをすることができなくなっていくわけです。
ポイントはまだわからないうちからどんどん実際のスキルを試す場を持つということがあげられます。
またヒプノセラピーについては、本当に様々な団体が開催していますが、
選定するポイントを一つだけお伝えします。
そのヒプノセラピーは世界共通であるとか、日本でまとめられた事務局が存在するもんのでなく、全てが民間団体の発行する資格となります。ですからそこに創始者の方が存在しているわけです。その創始者はまた過去のヒプノセラピーの方々からお伝えされたもの、知識に新たな技術を加えたり、開発したりしてこれまで進歩してきたわけなんですね。
ですが、そのヒプノセラピーが単なる言葉の知識や、概念、理論だけのものはたとえセミナーやワークショップでも私はお勧めしません。
なぜなら、ヒプノは実際に行ってみてはじめてわかることが多く、できれば、その創始者の方が実際にセラピストとして稼働していることが望ましいです。
現場で培った高度なノウハウを教えて下さるばかりでなく、まったく使うこともできない知識レベルのものは単なる自己満足となってしまうわけだからです。その点は注意してください。
これからヒプノセラピスト(催眠療法士)資格取得を目指す人におすすめな勉強方法(スムーズな取り方)
ヒプノセラピーを目指す方には、まったく知らずに受講するよりは、最低心理カウンセラー、もしくはそれに代わる資格、または知識があること(臨床面談で必要です)、それとできれば神経言語プログラミング(通称NLP)を少しだけ調べたり、資格を取ったりして行ったほうがよいです。
私は偶然にもそのNLPを学ぶ機会があり、自然にその道に入りましたが、それを知らずに行ったとしたらおそらくチンプンカンプンだったに違いありません。
まとめると、人の話をまっさらにして聴けるスキルと、神経言語プログラミングの2つです。
このヒプノセラピーというものは、世の中の7割から8割の人々が勘違いする資格ともいえます。
一番多いのは「前世療法」と勘違いをしてしまったり、またそれを聴くと「怖い、魔法? 不思議な力?」といった反応がほとんどです。
しかしそれは全て事実と異なります。
ですから、正式なヒプノセラピー(催眠療法)を学ぶことで、もし仮に心理のことを質問されたり、心理でわからないことが出てきたとしても、その領域に関する幅広い知識があるだけで、ずっと質問の答えに幅ができます。
出来ることも多くなります。
心のこと目指す人には必ずアドバイスすることは「催眠が出来ない心のプロは、心理のプロではない」と断言できるほどの資格なのです。
【動画】『ヒプノセラピー』について by ヒプノセラピスト ひらかとしゆきさん
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