この記事でわかること
個人情報保護士資格を取得した年齢・選んだ魅力(理由)・勉強内容・取得まで流れ
40歳、団体職員
個人情報保護士を39歳の時に取りました。
改正個人情報保護法が施行されましたが、その直前のタイミングで組織内のプライバシーマークをはじめとする個人情報管理のチームにも入れられたということもあり、自分で勉強しておく必要があると思ってまずは個人情報保護士資格を目標にして勉強を始めました。
また、同時期に組織の事業に関わる業界でも個人情報関係ガイドラインも変更され、対応が必要となったこともまた、動機となりました。
勉強の方法としては、公認テキスト、問題集のみを使って勉強しました。
書店に行き資格自体の認定も行っている、一般財団法人全日本情報学習振興協会の公認テキストをとりあえず、一冊購入。
それを3か月ほど使って順に読み込んでいきました。400ページほどのテキストですが、前半の個人情報保護法に関する説明は、なじみがないと慣れるのに大変だと思いますが、後半のシステム系のセクションになると比較的頭に入りやすかったです。
一通り、全体を一読したあとで、同じく公認の問題集を解いていきました。
1か月ほどかけて解いていき、テキストの内容の再確認をしました。
問題集はほとんど過去問で構成されているのですが、正直、かなり簡単に感じました。
というのも、一般常識のレベルで明らかに違うと思われる選択肢が散見されましたので(しかし、この油断が本番で偉いことに。。。)。正答率80%で合格とのことだったので、かなり自信を持っていました。
実際、前日も遊んでしまいました…。それでも、何とか、ギリギリで合格することができました。
必要な道具、費用(補助金)|個人情報保護士資格取得
特にありません。講座などもあるかもしれませんが、そこまでお金をかける必要もないです。
基本的には、公式テキスト、問題集で基本知識は抑えられると思います。
これらは合計で、5,000円ほどですが、資格合格のためのテキストとしては特に高額というわけでもありません。
プラスアルファで、個人情報保護法令関係の条文に目を通すことや、関連ガイドライン、Q&Aも一読しておくといいと思いますが、これらは国の個人情報保護委員会のホームページで誰でも無料で手に入れることができますのでお金もかかりません。
その意味では、非常に気楽に誰でも挑戦できる資格なのではないかと思います。
検定料が一番費用が高い気がします。
税別で10,000円。
私は会社からの補助もなく、個人的に自主的に資格の取得を目指していたので、一回目の受験で合格することができましたが、これが何回も合格まで受験するとなるとジワジワと財布に効いてきそうな気がしますね。
他には、マイナンバーの制度が始まったことによって、この資格にもマイナンバー部分が加わってきましたが、かなり細かいことまで問われましたので対策として、マイナンバー関連の他の資格についての学習をしておくことも必要かもしれません。
個人情報保護士資格を取得して感じたメリット
組織の中で、個人情報保護法関連の知識のおかげで、色々と発言させてもらえる機会が増えました。
また、同部署の人たちだけではなく、組織内の今まで知り合いでもなかった人からなど、色々と相談を受けることも多くなりました。
例えば、
・お客様からの個人情報の取得方法
・同意の取り方
・ホームページ上での掲載方法
・情報の管理の方法
など、やはり資格を持っているということで、質問を受けたり聞かれることが増えました。
また、組織内では個人情報保護関連の規程整備の作業もしていたのですが、個人情報保護法との整合性を意識して作業することができました。
以前は、法律が分からないままに自分たちの解釈で「やりやすさ」を優先した規程づくりをしてしまっていたのですが、結局、法律に基づいたものにしないとプライバシーマークの認証も受けられないので、独自性と法律への適合性をバランスさせて作業を進めることができたのは自分でも勉強した甲斐があったと実感できました。
勉強を始めて失敗した事・注意点|個人情報保護士資格取得にて
一番に失敗したのは、甘く見ていたことです。
過去問を解いていると、正直知識はある程度必要だけども、明らかにこれは違うだろという選択肢もあったので「この資格は、とにかく受ければ取らせてもらえるのかな」と勘違いしてしまいました。
大変失礼なのですが、10,000円出せば取れる資格だと…。
ですが、当日、テストが始まると超難しい問題ばかりで、冷や汗が終始止まりませんでした。
何でも急に難しくなったという意見もあったりしたので、改正個人情報保護法、マイナンバーの導入で本当の専門家のための資格として、力量を試す試験になったのかもしれませんが…。
つまりは、今後受けられる人は過去問を解いて安心してはいけません。
少なくとも、2017年以降の問題のレベルを意識した勉強をされることをオススメいたします。
また、国の出している法令だけでなく、ガイドラインなども熟読しているといいと思います。
法律を読むのはなかなか退屈なところもあるのですが、慣れていくしかありません。
私も苦手でしたので苦労しました。
ただ、システム系の知識は比較的覚えやすいので、そちらをまずは学習しておいてから、法律系の方の学習に時間を集中させるというのも、一つの手かもしれません。
これから個人情報保護士資格取得を目指す人におすすめな勉強方法
知識量からすれば、仕事をしながらでも十分に合格できると思います。
私は通勤時にテキストを見たり、家に帰ってからお風呂で問題を解いたりしていました。
仕事などのスキマ時間を生かせば、それだけでも4か月もあれば合格できるだけの十分な知識は得られると思います。
テキストは、私は半ば流し読みのようにして一回だけ読みましたが、今のレベルを考えますと2、3回は読んできちんと理解をしておく必要があると思います。
問題は、過去問だけではなく、ガイドラインなどの表現が直接問題として出させることがありました。
原文をよく読んでポイントを押さえておく必要があるでしょう。
匿名加工情報、要配慮個人情報などいかにも取り扱いに注意が必要な用語、分野はよく出ますので、ヤマを張って時間をかけて学習して損はないと思います。
あとは、実際に実務で個人情報を具体的に取り扱っている人たちにとっては、やはり有利ではないでしょうか。
特にシステムの用語などは実際に触れている人にはとても簡単なのではないでしょうか。
私は、あまりシステム系の仕事はしていないので、少し苦労しました。
また、個人情報関連の事件など、時事的な話題も抑えておく必要があるでしょう。
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