この記事でわかること
介護職員初任者研修資格を取得した年齢・選んだ魅力(理由)・勉強内容・取得まで流れ
年齢:40歳
職業:パートタイマー
取得した資格:介護職員初任者研修
資格を取得した年齢:39歳
資格を取ろうと思ったきっかけ
介護職員初任者研修資格を取得しようと思ったのは、その当時勤めていた業種が、社会福祉・障がい者支援に関わる仕事だった為です。
一般に、高齢者介護・支援(特別養護老人ホームやホームヘルパーなど)に関しては資格が必要ですが、障がい者支援(就労継続支援A型作業所や就労移行支援事業所など)に勤める職員は、一部の役職を除き無資格で働くことができます。
当時無資格で働いていた私は、障がいを持つ利用者の方々を支援する立場でしたが、日々の支援のあり方に悩んでおりました。
そこで、介護職員初任者研修の資格を取得して、そもそも支援に携わる人としての基礎を学びたいと思い、受講生募集の案内を探す事にしました。
資格取得までの流れ
介護職員初任者研修の資格は、通信講座(通信・通学併用型)と通学講座(完全通学型)の二種類があります。
私は、たまたま自宅近くの民間研修センターが土日祝日コースの通学講座を開催していたので、通学講座を応募することにしました。
研修には決められたカリキュラムがあり、最後に修了試験があります。
私が受講したのは土日祝日コース(全23回)なので、7月終わりに始まった講座が終わったのは11月中旬でした。
勉強内容については、専門のテキストに基づいて進められます。
前半は座学中心、9月以降は実技が中心のカリキュラムでした。
最終日、修了試験に合格することができ、無事資格取得となりました。
必要な道具、費用(補助金)|介護職員初任者研修資格取得
資格取得にかかった費用について
受講料は事業者によって異なりますが、おおむねどの事業者をを選んでも7万円~します。
資格取得にかかる費用としてはかなり高額でびっくりしましたが、介護職員の人員確保等の理由により、補助金制度が充実しています。
私が実際に利用したのは、厚生労働省が行っている「教育訓練給付金制度」というものでした。
給付対象要件はあるものの、受講料の2割が後日還元される制度です。
ですので、実際にかかった受講料は約5万5千円程度になりました。
自分が対象要件を満たしているかどうか分からない場合は、住居所を管轄するハローワークに確認することができるので、役所の制度としてはかなり親切だと思いました。
その他の補助金制度については、都道府県が行っているものがありました。
残念ながら私は受給対象要件を満たしていなかったので、利用することは出来ませんでしたが、教育訓練給付金制度よりもお得でした。
注)同時に給付が受けられるわけではなく、選択してどちらか一方を申請する事になります。
その他にかかる費用としては、実技講座用の動きやすい服装(ジャージ上下・スウェット上下など)を準備しておくと便利です。
特にスウェットは、着衣の着せ替えを実技で習うときに必要になりました。
介護職員初任者研修資格を取得して感じたメリット
実際に資格を取得して良かった事
介護職員初任者研修の講義は、主として高齢者介護・支援についてのテーマが中心で、障がい者支援に関する講義はそれほど多くはありません。
障がい者支援に従事したいと思う人に対して、介護職員初任者研修と同様の資格が出来るかもしれないという考えが受講申し込みをする前はありましたが、実際に講義を受けて資格を取得した今となっては、高齢者向けのテーマが中心であっても障がい者支援に当たっての必要な知識・考え方は、双方共通している事が数多くあるというのが分かりました。
例えば、
私が受けた講義でよく使われていたフレーズがあるのですが「利用者の尊厳を守ること」という考え方です。
これは高齢者・障がい者どちらにも当てはまる考えだと思います。
もっとも感銘を受けたのは、職員は「正確な知識と、思いやりの心の両方を備えなければならない。正確な知識がなく、思いやりの心だけでは利用者に対して十分な支援を行うことが出来ず、正確な知識があっても思いやりの心がなければ、利用者に対して十分な支援を行うことが出来ない」という先生の言葉です。
私は障がい者支援についての基礎的知識が乏しかったために、支援のあり方に悩む事が多かったのですが、資格を取得したことにより、やっと障がい者支援職員としてのスタートラインに立てたんだなと思うことが出来ました。
勉強を始めて失敗した事・注意点|介護職員初任者研修資格取得にて
介護職員初任者研修の資格は、これから介護・支援を志す人の初めの一歩になる資格であるのにもかかわらず、テキストは分厚く専門用語もいっぱい書いてありますが、資格取得に当たっては、全てを覚えたり勉強する必要はありませんでした。
介護支援専門員・介護福祉士・社会福祉士等の資格へステップアップする為には必要となる知識が載っているので、将来的に勉強する必要も出てくるだろうと思います。
ですので、テキストはあくまで参考資料として読むのが介護職員初任者研修では良いのではないかと思います。
講師によっては、独自で資料を用意する方もいました。
通学講座(完全通学型)の私が最も注意した点は「講義を休まないこと」です。
資格取得のために規定のカリキュラムがあり、修了する為にはその全てを受講する必要があります。
座学のうちは単位制限があるものの、レポート提出も認められますが、実技になると日を改めて受講しなくてはなりません。
休みが自分ひとりだけだと、振り替え講習はマンツーマンで講師と実技を受ける羽目になり、さらに高額な追加費用が発生します。
短期で資格を取る方も、長期で資格を取る方も、くれぐれも体調には気をつけて講義に臨んでください。
これから介護職員初任者研修資格取得を目指す人におすすめな勉強方法(スムーズな取り方)
これから介護職員初任者研修取得を目指される方へおすすめの勉強方法は、学生時代の試験勉強を思い出してみるのがイメージ的に近いと思います。
私が受講した事業者の話なので、全ての事業者に共通するということはないと思いますが、介護職員が不足している現状では、少しでも良い人材を増やしたいのという思惑があるので、膨大な量の専門用語を覚えさせられたりすることはないと思います。
”勉強”という言葉から長い間離れていた私でも大丈夫でした。
講師は実際に介護職として活躍されている方が多数来てくれたのですが、修了試験に出そうな文章・専門用語があれば、テキストにラインを引くように言われました。
そして、重要な専門用語は初めから繰り返し出てきますので、「毎回講義で寝ている」とかではない限り、自然と覚えてしまいます。
私が受講した事業者は、章が終わるたびに小テストを実施してくれました。
小テストには、膨大なテキストの中から要点を絞って出題されており、修了試験勉強にあたっては、主にその小テストを見直したり、テキストにラインを引いた箇所を見直したりして勉強しました。
もちろん憶えなければいけない専門用語もありますが、事業者が修了試験対策もきっちりやってくれますし、修了試験も3回まで受けれるので、気楽に望むのが良いと思います。
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